アーラで洗浄に使うお水は富士山の伏流水を使っています。
東京から東名高速を1時間の御殿場市。市内のいたるところに、富士の伏流水が湧き出ています。御殿場では、これらのお水を毎日の飲用や煮炊きに使い、積極的に富士山と大地のパワーを取り込んでいる人も多いようです。
アーラが使用するお水は、新橋浅間神社境内に湧く『木の花名水』です。お水の名前は地元新橋の方々による公募で命名されたそうです。地下85mから毎分300Lもの水が自噴しています。水質分析の掲示こそありませんが、毎日たくさん近在の方が汲みに来られています。お話を伺うと、ほとんどの方が飲用と煮炊きにこのお水を使うとそうです。
◆富士山の伏流水だから
日本全国、天然の湧水はいたるところにあります。
天然水という観点ならば、井戸水(地下水)でも十分な要件を備えますし、飲食用ならば、美味しい水は他にもたくさんあります。
しかしアーラにとって富士山の伏流水は特別です。
富士山信仰に代表されるように、日本人にとって富士山は本当に特別なお山です。日本人で「富士山が嫌い」と言う人はほとんどいないでしょう。
普段から富士山が見える地域に住む人は、天気が良く富士山が見えただけで得をした気分になります。
他の地域に住む人も、出張や観光の途中で富士山が見えると「お~、富士山だぁ!」と感激する人は多くいます。
つまり富士山はそこにあるだけで、姿を現してくれるだけで、見た人々を幸せな気持ちにさせ、それら人々の『幸せな気』を一身にその体に宿しているわけです。
富士山には麓まで河川がありません。雨が降っても火山性土壌の山体に浸み込んでしまうためです。
その富士山に降り注いだ雨水が、数十年かけて周囲の地域、ここ御殿場にも湧いていると言われています。
まさに富士山のエネルギーに漬け込まれたようなお水と言えるでしょう。
◆神社境内に湧き、大変霊的なパワーが強い
あちこちの湧水を探してきましたが、パワースポットである神社の境内に直接湧いている所は少ないです。天然の湧水と言うだけでも、大変パワーがあるわけですが、神聖な境内を通り抜けたお水、それも富士山の伏流水ですから、素人が考えても並々ならぬ霊験がありそうに感じます。
地図でもはっきりしていますが、こちらの神社の拝殿と奥殿を結ぶ延長線は富士山頂に達しています。昔から緻密に計算された場所がこの地であり、そこに湧くお水が大変価値あるということがご理解いただけるでしょうか。
◆湧水量が豊富で、他の人に迷惑をかけにくい
地下85mより毎分300リットルが自噴しています。
すぐ横の公園にも、水汲みができる吐出口があり、こちらも水源は同じとのことです。(社務所)
独りで時間をかけて、大量に汲んでいく方も良く見かけます。
多くの水汲み場では、人が集中すると順番待ちの列が出来てしまいますが、湧水量の多いこちらでは、そういった混乱は少ないようです。
アーラでは出来るだけ朝や夕の食事時、そして出来れば降雨時を選びお水を頂いています。
お水は無料ですが、汲む量も多目ですし、他所(よそ)者なので、毎回賽銭箱にご寄進をさせて頂き、主祭神のご利益にあやかっています。
◆未処理でも長期にわたり水質が低下しない
自宅では炊飯にもこのお水を使わせていただいていますが、経験上汲んでから3ヶ月は全く問題ありません。
このお水で炊飯すると、なんと表現すれば良いか、同じお米が元気になります。
明らかに美味しくなります。(あくまで、個人の感想です)
富士山に降った雨水が、何十年も時間をかけて地層を流れる間に、無菌状態のようになっているようです。
なお保存方法によっては水質の低下をまねくことがありますので、特に飲用にはご注意ください。
実際の利用では
アーラで使う道具や材料で水洗浄が可能なものは、このお水で洗浄をしています。
お塩やさざれ石を計量する器、匙、ヘラなどの道具は毎回洗浄します。
特にさざれ石は、アーラに届く前に色々な人(採掘者、業者など)の手を経ていますので、念入りに洗浄します。
埃などを洗い流す最初の1回目だけは水道水を使いますが、それ以降の洗浄はすべてこのお水を使っています。洗浄回数は状態により変わりますが、3~5回行います。この後よく乾燥し、神職にお浄めをしていただきます。
○新橋浅間神社(にいはし せんげんじんじゃ)
記録によると西暦1200年頃には創建されていたとされる、由緒ある神社です。
神社の御神体:富士山そのもの
主祭神:木之花咲耶毘売命(このはなさくやひめのみこと)
ホームページ(御殿場市観光協会 内):
https://gotemba.jp/information/niihashisengenjinja/